標高 1,150m
積雪はそれほどでもないが、土が60センチも凍り、気温は-20度まで下がる。
小澤さん、最初の頃、横浜で準備してきた種蒔き苗を一晩の遅霜でやられてしまった経験談など話してくれました。
厳しいこの地の生育環境に合う植栽と管理方法を試行錯誤されながら、自然からたくさんのことを教えられたそうです。
それにしてもこの広いガーデンをスタッフの方と二人で守り続けているこのパワーはどこから!? 尊敬します。
バラ園(百瀬メモリアルガーデン)

このゲート、期待感、高まります。
前回訪問の10年前、秋だったので咲いていなかったバラが今回、楽しみでした。
全体にアルバ、ガリカ系、原種のバラ。
そして鈴木省三氏作出の修景バラが多く植えられていて、大切に育てられているのがひしひしと伝わってきます。


バラの植栽の後ろにはミナズキ
標高が高いので成長もよく、小低木としてガーデン内、たくさん植えられていました。
バラが終わってまた違った表情のバラ園も見てみたいけど、そうそう訪れるチャンスはありません。

メイデンズブラッシュ(アルバ)

シュートの出ない元気の無いバラを掘り起し、土をごっそり替える作業を順次、進めているところ。
土は大事!忌地の問題は私も頭が痛いのです。
コンパニオンプランツとして斑入りイワミツバはおすすめ、と小澤さんから聞くと、急に私の中でイワミツバの株が上がる。(笑)
そういえば、すごく殖えるけど根は浅く、背丈も低めで使いやすい宿根草ですね。
中庭のシンボルツリー
リンデンバーム(シナノキ) 7月中旬にはクリーム色の甘い香りの花が咲く。

自然樹形を保つため、無理な剪定はしない。
この木陰で寝っころがってみたかったなー

ブルーのボーダーガーデン

ホスタコレクション
ネズミとモグラの被害対策に悩ましい…
ロックガーデン



八ヶ岳の石で組まれた和の要素を取り入れたロックガーデンは外国の方に評判がいいそうです。
ここはほったらかしで、手入れも年、数回だそう。
グラスボーダー

ガーデニング歴、かれこれ18年。
庭に入れているけれど、未だにグラスの良さを語れない私です。
株立ちのサラサウツギ

あー、私も植えたくなったわ。(どこに?)

鈴木省三氏作出の修景バラ「春風」からシンボルツリーを


住居棟の前にはツル・サマースノーとピンク・グルーテンドルスト
園内1周の後は研修棟で小澤さんのスライドによる学習
ここでバラ園ゲートに名前があった百瀬和子さんの功績を知ることができました。
主催者さんが用意してくださったサンドイッチランチをここで皆さんとご一緒できたのも楽しかった!
そしてガーデン内の植物が買えるお買い物タイムが待っていました。

↑この方たち、アルバ・マキシマお買い上げです。
私はロサ・ユゴニスというターシャ・テューダーも育てていた原種の黄色いバラ。
マリ子先生に「あーーあ!」って笑われました。
衝動買いでしたが、記念ですから。
ガーデンの美しさに癒され、小澤さんの知識と経験に裏打ちされた心のこもったガイドに学ばせて頂き、同じ趣味を持つ仲間との交流に幸せを感じ、最高な一日でした。
恵まれた環境にいることを実感し、日々、感謝を忘れずにね!って自分に言い聞かせてみる…
企画して誘ってくださった「北国ガーデン研究所 アノダ」の皆さんにも感謝です。ありがとうございました。
私の拙い写真と文章では、恵泉蓼科ガーデンの素晴らしさは到底、伝えきれませんでしたが、精一杯のご報告です。
- 2014/07/03(木)|
- お出かけ
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